映画『キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)』予告編をチェック!
世界興行収入No.1シリーズのマーベル・スタジオ最新作の映画『キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)』。新ヒロインが贈る、マーベル・シネマティック・ユニバース初の女性ヒーロー単独作品が2019年に公開予定!!
主人公「キャロル・ダンバーズ = キャプテン・マーベル」
主人公「キャロル・ダンバーズ」は60年代のマーベル・コミックでデビューし、そのキャラクター像はこれまで様々な変化を遂げてきました。原作コミックでキャロルは空軍士官学校を卒業した後、CIAのエージェント、 アメリカ空軍在籍のパイロット、NASAの保安主任など様々な経歴を経た後、NASAを退官して出版業界に入り、スパイダーマンでもお馴染みのデイリー・ビューグル社が発行する『ウーマン・マガジン』の編集者という肩書を持つ、優秀なキャリア・ウーマンとして登場します。尚、本作の映画『キャプテン・マーベル』については原作となるマーベル・コミックを起源とするストーリーに完全には基づいていない可能性があります。
「キャプテン・マーベル」はこれまで様々な設定を継承しています。1970年代のキャプテン・マーベルは、フェミニスト運動時代の影響で「ミズ・マーベル」に改変されました。1980年代には「X-メン」との宇宙での冒険でエイリアンによって実験され「バイナリー」に変わりました。また、1990年代になると、「アベンジャーズ」に加盟し、別名「ウォーバード」として活躍しました。
原作となるマーベル・コミックでは、主人公「キャロル・ダンバーズ」は、クリー帝国が地球に送り込んだ人間の形に姿を変えたスパイのクリー星人「ウォルター・ローソン博士 = キャプテン・マー=ベル」と出会います。「マー=ベル」=「初代キャプテン・マーベル」はクリー星人として強力な腕力、耐久性、俊敏性など地球人より優れている能力を持っています。その能力はクリー星人の中でも特級クラス。
尚、クリー星人は技術的に進歩した軍国主義の地球外生命体であり、MCU作品では映画『ガーディアンズ・オプ・ギャラクシー』(2014年)でスクリーンに登場しています。
原作となるマーベル・コミックでは、他のマーベルヒーローと同様、主人公のキャロルが超人的能力を身につけたのは偶然の出来事でした。クリー星人のウォルター・ローソン博士とお互いに惹かれ合い、恋人になったキャロル。その関係に気づいたヴィランのニトロ(クリーに改造されて自爆&再生能力を有する)が、キャロルを人質に取り、「ウォルター・ローソン博士 = キャプテン・マー=ベル」に戦いを挑みます。クリーにより捕らえられたキャロルは、この戦闘の最中、ニトロが持つ「サイケ・マグニトロン」が爆発し、キャロルを救いにきたウォルターと共に爆発に巻き込まれます。この爆発事故により「ウォルター・ローソン博士 = キャプテン・マー=ベル」のDNAがキャロルの体内に溶け込み、彼と同じ能力を持つ、キャプテン・マーベルが誕生しました。
原作となるマーベル・コミックでは、「ウォルター・ローソン博士 = キャプテン・マー=ベル」から遺伝した超人的能力は、男性ヒーローに引けをとらない。超パワー・超感覚・超人的体力・飛行能力・手からビームを発するパワーなど、第七感という予知能力を備えている。 これらの超人能力はキャプテン・マーベルがクリーに反逆した後、クリーに捕えられ洗脳強化された際に、覚醒して得たものである。
「キャプテン・マーベル(Captain Marvel)」は原作となる70年代のマーベル・コミックの「Avengers」の巨大なストーリーの一部である「クリー・スクラル・ウォー(Kree-Skrull War)」の影響が大きくあります。この作品にはクリー星人とスクラル星人の間で起こる銀河戦争が描かれており、このコミックスの要素は、マーベル・シネマティック・ユニバースの重要な要素でもある「インヒューマンズ(クリー人によりDNAを改造されて作られた人間とエイリアンの混合による超人種族)」を含むストーリーになっています。尚、「インヒューマンズ」については、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と関連するシリーズとして『エージェント・オブ・シールド』、『インヒューマンズ』でテレビドラマ化されています。