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 DJ JIRO@サノスは沈黙を求める

<本レビューはネタバレを含みます>

いよいよ全世界のファンの期待を背負う歴史的な作品が公開されました。監督はMCUシリーズで絶大な信頼を得ているルッソ兄弟(ジョー・ルッソ氏、 アンソニー・ルッソ氏)!!前作の映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、それぞれの「正義」を貫くヒーローの対立を描き、勧善懲悪ではない奥深い作品を生み出しました。そんなMCUシリーズの待望の最新作、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』鑑賞後、思い描いた本作のイメージは一変します。鑑賞前は「アベンジャーズ VS サノス」というこれまでのMCU(過去10年の歴史)としての総集編としての構造を想い描いていました。しかし、鑑賞後の印象はもはや映画「サノス」であり、サノスの深層を丁寧に描くことで、アベンジャーズの最強の敵としての厚みを具現化しています。アイアンマンをはじめとしたヒーローが勢揃いする本作、1時間50分という長編ではあるものの、各キャラクターの持ち時間は単独作を見てきたファンにとっては物足りないと感じる懸念もありました。しかし、それもいい意味でファンは裏切られます。各ヒーローの背景はMCU各作品から引き継ぎつつも、一貫したストーリーの中で、それぞれに見せ場がります。また、これまで交わらなかったアイアンマンとドクターストレンジ、スター・ロード(ガーディアンズオブギャラクシー)という主役級のヒーローがそれぞれ主張し合う相容れないキャラクター像にファンとしてハラハラするシーンも。そしてサノス率いる敵陣の襲来に、団結して立ち向かうMCUヒーローの共闘シーンは予想外の展開を迎えます。その結末に、MCUファンはこれまでにない衝撃を受けるかもしれません。そして次回作「アベンジャーズ4(未定)」に繋がる、重要な展開。当初、前後編として「パート1」と「パート2」として定義されていた本作でしたが、公開タイトルに「パート1」表記はなくなっていることから、より単独色を強めた切り口になっています。本作の鑑賞後に「サノス視点」に立って感想を抱いてしまうように、あえて単独作品として捉えると納得がいきます。そして、本作を映画「サノス」と題してしまうのは、エンドロールを終え、漆黒のスクリーンに映し出される最後のメッセージ「Thanos will return.(サノスは帰ってくる)」という表記。MCU単独作品でもこの表記はおなじみですが、まさかの表記に、一瞬思考が停止しました。作品のレビューというには、正直整理するのに要する時間が足りません。これまでの10年で構築したMCUの一つなぎの物語に対する想いが深いほど、本作のあまりにも壮大で、衝撃的な結末を消化できずにいるのではないでしょうか。ファンとしてこの状態を例える言葉が見つかりません。この入り混じった感情のひとつをあえてあげるなら大きな喪失感かもしれません。もう少し時間を置いて、この現象を整理したいと思います。「アベンジャーズ4」が気になります・・・

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